京都、三十三間堂、追記、
ラストは三十三間堂、
ホテルから10分ほど歩いて、京阪電車の駅まで、
そこから一駅で下車、徒歩でスマホのナビゲーションを頼りに追跡。
家屋や店が並ぶ、狭い道を通り抜けて、しばらく行くと、
広大で、長く続く塀が、目に飛び込んで来ました。
いよいよ、三十三間堂が間近に迫ってます。
朱色に塗られた門柱が輝いて見えました。
そして、いよいよ正門をくぐり抜け三十三間堂の建物が迎えてくれました。
順路に沿って進み、いよいよ待望のご対面です。
薄暗い展示室内に、鈍く光沢を放つ、立像がずらりと整列して出迎えてくれます。
「パンフレットの引用」
最前列には、恐い形相の神様が立ちはだかり、何かを守っているのでしょう、凄い眼光を放ってます。身長は165㎝くらい。
「パンフレットの引用」
金色の仏像は斜めに整列して、1列当たり10体が、立像の姿勢で並んでます。身長は170㎝くらいに見えます、私たちを高い位置から見下ろしているので、背が大きく見えるのです。思わず見とれてしまう、静かな表情をしてました。
私は線香を一本買って、火を付けて、炎を消してお供えしました、
中央の仏像の前では、祈祷の読教が荘厳に、執り行われています。
そして、私も祈願しました、コロナウィルス感染の収束、そして家族の健康を。
中央に鎮座する、ひときわ大きな仏像の左右に、500体ずつの仏像、
合計1001体があり、その光景は見るものを圧倒します。
風神、雷神像はその数に入るかどうかは分かりません。しかし、存在感はしっかりありました。
仏像の1体目から、1001体目のスペースを観賞し終わるまでには、心は圧倒されて、自分の心の何かが入れ替わるような感覚を感じました。
心のなかでは「凄いものを見ているのだ」と驚きの気持ち、さらに感動、そして畏怖の念を覚えます。
この仏像を製作したのは、鎌倉時代の彫刻家、運慶、息子の湛慶ら、凄腕の掘り師たちです。
その後ろには、幕府の後ろ楯、サポートもあったと思います。
仏像は寄木の木製で、表面は漆が塗ってあるのです。その上に金の装飾!しかし、所々剥がれて下地の黒い地肌が見えてます。
1体1体、表情が違っているのは、人間的な心を感じさせます。
仏像展示の裏側の資料展示も、全部観賞が終わる頃には、体はしっかり冷えきってしまいました。
しかし、今回の三十三間堂の千体の仏像に会えたことは、心のなかに充足感を与えてくれました。
ふれっとれすおやじ
帰宅後に、少し修正や追加をしました。やはり、所用と仏像観賞の疲れが出てます。