ビートルズ三昧と映画そしてギターの日曜日
図書館で「プログレッシブロック入門」の本を1時間読んで帰宅して、映画「鍵泥棒のメソッド」の残りを1時間鑑賞しました。実に面白い映画です。香川照之、堺雅人、広末涼子「ブルーリボン賞」が織り成すパロディー&サスペンス&ラブストリーの大ヒット映画です。
さて、本題の「ビートルズ」尽くしの1日になってしまう日曜日。
まずは「ビートルズのハード.デイズ.ナイト」の字幕版、約90分のモノクロ映画です。レコードでは「ビートルズがやって来る!ヤアヤアヤア!」がサブタイトルでした。
ドタバタのパロディー風のストーリー仕立てで、ドキュメンタリーも織り混ぜての構成でした。
恋に落ちたら、アンド.アイラブ.ハー.などなど。
リンゴがひとりぽっちで歩くシーンが泣かせます。バックに「This
boy 」が流れ、美しいコーラスで寂しさがしみじみ伝わってきました。
私も久しぶりにストラトキャスターをアンプに繋ぎ、ピックで挿入歌に合わせてつま弾きました。
ビートルズのメロディーはギターで演奏するの意外と楽しいものです。ベンチャーズみたいに、指使いが忙しくないので、ゆったり弾けます。
またメロディーラインも美しいです。コードは難しい。
次は「Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band」のアルバム制作の解説ドキュメンタリー映像。
このアルバムはプログレッシブロックの先駆けとなったこと、またPOP音楽の世界にも強い影響を与えたことでも注目された。
こちらもストラトキャスターを弾きながら番組を鑑賞しました。
前記の「ハード.デイズ.ナイト」に較べると楽曲が大人っぽく洗練されて、まさにプログレッシブロックの雰囲気がムンムンとせまってきます。
明日の月曜日は雪の予報ですが私は家でゆっくり暖かくして過ごす予定です。
フレットレスオヤジでした。
スティーリーダンも70才になりました。
Youtubeでドナルド.フェイゲンのライブ見ました。何年か前の映像と思うが声はで出てました。
70才というと、井上陽水が69才だからほぼ同じくらい。
ウォルター.ベッカーも映っていたような気もしますがスマホの映像が小さいので定かではありませんが、多分間違いないと思います。
私の好きな「ペグ」の曲に入ると、ドナルド.フェイゲンの声がとたんに、か細くなり苦しそうに見えた。
ほとんど歌になってませんでした。バックコーラスのほうが前面に出ていました。
40年も前から歌い続けて、現在70才で同じ歌い方が出来るとは思いません。
井上陽水は声はでてました。玉置浩二との「夏の終わりのハーモニー」ライブでは。陽水は声が退化してませんでした。
名曲は何十年経っても、その素晴らしさは色褪せないものです。
ディーコンブルースなどはKeyが低いのか結構、オリジナルに近い感じで歌ってました。
貫禄もついて重鎮という存在になってますね。
土曜の夜のフレットレスオヤジでした。
土曜の朝から「朝ドラ、わろてんか」「傑作不倫ソング」とはNHK-FMうけます。
いつものようにピーター.バラカンさんがMCの朝7時20分の番組。
オープニングのオーティス.レディング大ヒット曲「ドッグ.オブ.ザ.ベイ」、懐かしいです。
17センチアナログレコード、多分ドーナツ盤?これは中心の穴が大きいやつを指すのですが、穴が小さいのもあります。
プレーヤーのターンテーブルに乗せ、45回転にセットしてピッアップを摘まんでレコードに針を落としたものです。
音が出るまで手数がかかりますが、35~40年前には普通の儀式でした。
オーティス.レディングは26才で航空機事故で亡くなってしまいましたが.「ドッグ.オブ.ザ.ベイ」という名曲を残してくれました。
出だしは港湾ドックの汽笛の音から入り、突然ノリノリのリズムからヴォーカルが始まる。
本当に転がるようにメロディーがはじまります。立ち上がりからグルーヴ感がしっかりありました。
ハスキーなボイスが魅力的で、なかなかいかしてました。
サビは畳み掛けるような迫力でヴォーカルはシャウトしギターの音もキンキラに素朴に絡んできます。ブラスセクションも加わります。
ベースはどう聞いてもacousticのウッドベースの音、渋いです。
曲のラストは口笛でメロディーを吹いてフェイドアウト。
実に渋くて格好いいです。オーティス.レディングはこの曲を書くにあたり、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のアルバムに触発されて作ったということです。
私としては、実に興味深い事です。
次はジャコ.パストリアス、とうとう出ました。私が神と崇めるジャコの曲がラジオから流れるとは、感動です。アルバム肖像から2曲目の「カムオン.カムオン.オーバー」
、ヴォーカルの楽曲で黒人特有の声と歌い方。
ホーンセクションの突き刺さるようなフレーズがイントロのサウンドで驚かされジャコのベースは冴えまくるのです。
うねりと小刻みなフィンガーピッキングのフレーズが印象的です。
ベースがドライブしまくりです。さすがはジャコ.パストリアスです!
さてピーター.バラカンさんのリクエスト集計による進行ですが最後はピーターバラカンさんが取り上げる曲を決定するのですが、これがまた泥臭い曲をラジオに流してくれるので、私としては非常に楽しみでくつろいで聞くことができるのです。
さて冒頭のblogのタイトル「傑作不倫ソング」という造語を軽いのりで使い回すバラカンさんの人柄に思わずクスクスと笑いました。
テレビドラマでも不倫をテーマにしたものが視聴率をとったりするのですから、やはりブルースやロックの世界でも不倫というテーマは普遍的な人間としての業、永遠の命題なのかもしれませんね。
我が身に降りかかったとしたら、笑い事ではすまされませんが。
週末土曜日朝のフレットレスのオヤジでした。
22日、月曜日の雪の予報は心配です。
NHKの朝ドラ、「わろてんか」の週末の展開、いよいよ「おとき」と「ふうた」が夫婦になるのは、ハッピーなまとめで良かった。落語がラジオから放送されて風朝亭がハッピーになるのも。
スティーリー.ダンとキングクリムゾンさらに映画「ビガイルド欲望のめざめ」
スティーリーダンの「ガウチョ」アルバムの中の「ナバロンシスターズ」聞いてみた。
女性コーラスがアダルトな雰囲気を醸し出している。
スッキリしたサウンドでリズムも軽快、「Aja」とはまた違った雰囲気で楽曲は進む。
1980年の録音でAjaが
1978年だからガウチョのほうが新しい何かが加わっているはずです。
ダンスの絵柄のアルバムジャケット、内容は「Aja」と比較して軽い感触、少しメリハリが欲しいと感じたが、3曲目あたりから俄然スティーリー.ダンらしさが出てきた。
キングクリムゾンの「21世紀の精神異常者」を和訳を見ながら聞いてみた。
イントロのインパクト、ヴォーカルの不気味さ、楽曲の空気展開に時代に翻弄される男の苦悩が垣間見られる
話は変わります。ソフィア.コッポラという女性映画監督、フランシス.コッポラの娘。
ちなみに甥っ子はニコラス.ケイジ,
映画「ビガイルド 欲望のめざめ」がNHKの「あさいち」で紹介されてました。
ゲストが松坂桃李で、皆が感想の言葉は無くとも、興味深しんに予告編を鑑賞してました。
内容がきわどいせいもありますが。
いろいろ、揺れているフレットレスオヤジでした。
THE WHO Liveアルバム
アルバム完成度高い、14曲収録され、ロックオペラも数曲あり。
サマータイムブルース、ヤングマンブルース、マイ ジェネレーション.サブスティチューションなど馴染みの曲が懐かしい。
ベースのパートが凄腕だ!フレーズが豊かである。
確かにリードギターの役割も果たしている。
全体にバランスが良くドライブ感が素晴らしい!
ステージ進行がミュージカルっぽい雰囲気あるね。
ざっと聞いた感想であるが、
ヴォーカルの力もなかなか力強くリスナーに伝わってくるものがある。バンドとの一体感が半端ではない。
彼らはスタジオ録音には見切りをつけて、ライブ録音のアルバム制作に方向転換した。
本リーズ大学でのライブ盤はアナログレコード時代から聞いているが、サウンドの洗練されたところがロックライブには珍しく感じた。
あとジョン.エイントウィッスル演奏するベースはリードギターの役割も果たしているくらいに、前面に出ているが、これが嫌みにならないところもまた、このバンドの不思議な魅力として感じるのです。ちなみにFenderプレシジョンベース、アンプはハイワット。
通して聞いたあと「キングクリムゾンのアルバムRED」も再度聞き直してみたが、こちらは精神の奥底に入り込んでくる、暗い闇を感じる楽曲の空気間である。
THE WHOとほぼ同年代に活躍したバンドであるのに、同じイギリスの地で、音楽の表現に置いてはまったく対照的なものである。
映画「希望のかなた」、朝ドラ「わろてんか」、The WHO, キングクリムゾンでテンションがバランスしているフレットレスオヤジでした。
1年前にアップした原発事故から6年の教訓記事、ジミヘン、キングクリムゾン
やはり人の記憶はどんな大きな事故が起きたとしても、そのインパクトは時間と共に薄れていく。
1年前に福島第一原発事故の放射性物質が人体に及ぼす影響をblogの記事にした私自身が感じるのですから。
私の場合、音楽がテーマの記事が多いのですが、たまたまキングクリムゾンというプログレッシブロックのグループを知り、その楽曲から連鎖されて、自作の「輪廻転生~世紀末」が掘り起こされて、2018年 小泉前首相らが主張する2050年までに原子力発電を廃止することを目指す連盟の話に耳を傾けたという意識の覚醒でした。
本blogのタイトルにジミヘンとはいってますが、昨年3月に「原発事故から6年」の流れで使わせてもらっだけで、ジミヘンの記事はありません。
話は変わります。1月17日、水曜日に「希望のかなた」というシリア難民の兄妹の波乱の人生を取り上げた映画を地元の映画館で観ました。
主人公のシリア難民の兄である男が、レストランで働くことになり、その店の壁面にジミ.ヘンドリクスのポスターがはってありました。
舞台はフィンランドですが、ジミ.ヘンドリクスは世界的なロックアーティストであることが、描写されていて嬉しくなりました。
物語はいろいろな協力者のお陰で兄はやっとのことで、妹に会うことが出来ます。
さてフィンランドに難民として渡ったシリア難民の兄と妹はこれからどのように生き抜いていくのか。
それを考えさせながら映画はエンディングを迎えました。
本題にもどります。
孫が生きる32年後の2050年が平和で安全な状態であることを、祖父としては祈らざるをえません。
フレットレスオヤジでした。
「輪廻転生~世紀末」自作曲とキングクリムゾンREDとの共通点
普段は気分次第のノー天気な私ですが、キングクリムゾンの楽曲を聞いて過去の忌まわしい記憶がよみがえりました。
今から7年前の出来事。
2011年の東日本大震災での原発事故、放射性物質漏洩。福島第一原発での発生事故でした。
原因は予測を遥かに越えた津波によるもので原子炉冷却の電源設備が機能不全に陥り水素爆発を起し放射性物質が大気中に飛散した。
年が明けた2018年、小泉 前首相と細川前首相が記者会見を開いた。
つい最近テレビで見て、そういえば原発事故があったことを忘れかけている自分の姿が、恥ずかしく思えた。
ポイントは
2050年までに全ての原子力発電を廃止して自然エネルギーの導入を推進していく。太陽光や風力発電です。
その理由は原子力発電は極めて危険で、国民に過大な負担を負わせる。というものです。
日常生活に追われてついつい見落としている大事な事を思い出させてくれた。
2011年は娘が結婚した年でもあり、私が還暦を迎え定年退職した年でもありました。
あの原発事故が3月で娘の結婚が5月末、いずれ生まれるかも知れない孫の事、私たち夫婦の血が受け継がれる子孫の事を考えていると、無性に何か心の不安を吐き出したい衝動が生れ、自作の「輪廻転生~世紀末」なんていうインストルメンタルの曲が出来た。
どんなに災いが降りかかろうと、人は与えられた運命に従って生きていく。
楽曲はツイン.リードギターのアフリカンリズムでドラムがリズムキープ。
不気味なヴォーカルはうめき声のような薄気味悪さ。
スライドギターのコード弾きは微かにリバーブを効かせた効果音。
サビはギターのけたたましいピッキングによる吠えるような反復フレーズ。
ベースは太いサウンドのピッキングによるビート。keyboardはなしです。
約6分の演奏時間
数年前までは、何でこんな曲を録音したのだろうと自己嫌悪の気持ちになりましたが、今、キングクリムゾンの曲を聞いてみると、特に「スターレス」なんかを聞いていると7年前の自分の心と重なるものを感じるのです。
孫の誕生と彼らの成長は私たち夫婦にとっては、喜びであり希望や夢につながりますが自然の脅威と科学の進歩と弊害は、これから先どうなっていくのかの心配や不安は心の隅に居続けるのでしょう。
シリアスな気分のフレットレスオヤジでした。