ジェフベックの友人達
の
昨日、新年の掘り出し物を探しにブックオフに寄ったところ、シェフベックのCD(there & back )THERE AND BACK 1980 をワンコインでゲットしました。
本アルバム出版年代1999は私のミスでした。大変失礼致しました。
さっそく車のなかで試聴したところ
録音はスタジオ録音なので音質はクリア
でソフトな印象、添付された解説書には
小さい文字でびっしり、ジェフベックの活動の歴史、曲目の説明など有り難い情報がてんこ盛りで、一ファンとしては嬉しい限りです。
STAR CYCLE , YOU NEVER KNoW
は最近のライブCDでも馴染みがありましたが、なかなかの仕上がり。
SPACE Boogie も何度か聞き覚えがあり、
THE Final Peace はリアルタイムに新しいサウンド で、すでに現在の演奏スタイルが感じ取れました。アームを使ったビブラートと控えめなピッキング、ゆるやかなメロディの紡ぎ方など。
とにかく音が綺麗で、透明感あり。
もともとイギリスのロックグループ(ヤードバーズ)から始まるジェフベックのメジャーでの音楽活動、そこには
ジミーペイジやエリッククラプトンも関わってきます。
レッドツェッペリンのジャパンライブ(
武道館)を2回見ることが出来、
ロックファンとして大変ラッキーなことで、今思うとそれは宝物です。ギブソンの レスポールというギターの音質もマーシャルのアンプの音もこの時に、しっかり聞きその凄さを知りました。
ピックの代わりに
バイオリンの弓で弦を擦り、かすれた乾いた音は、不思議な未体験な空間を作り出し、私の心に響いたのを今も思い出します。なんかゾクゾクさせられたような。これはロックと西洋音楽のつながりを感じさせるパフォーマンスでした。
先ほどのヤードバーズ加入に際して、仲立ちをしたのはなんとジミーペイジだったのです。音楽の世界、ロックの世界も広いようで狭く感じてしまうのです。
レッドツェッペリンのボーカルはロバートプラントですが、非常に特徴的なのはキーの高い声質とシャウトの声の延ばし方。ハードロックというジャンル分けをされてましたが、音楽の作り方はボーカルとリードギターの即興で、あの時代でインプロビゼイションが楽曲の中心にあったのは、とても新鮮で驚きでした。
ロバートプラントはハーモニカもすごく上手くてブルースの魂を前面に押し出してました。ハーモニカの音はエレキギターとよく調和してます。そしてベーシストのジョンポールジョーンズはキーボード奏者でもあり、まさにマルチプレイヤー。
エフェクターもまだあまり開発されていない時代、38年前くらいになるのか
ギターリストの力量がストレートに出て、正に力技、ちからわざでの勝負。レスポールの図太い音が耳に残ってます。ジミーヘンドリックスもウッドストックでは、左利きのハンデを馬鹿でかい手の長い指が十分に帳消しにしてしまう。ハイポジションの演奏もなんのその。ストラトキャスターをかきむしり、さらにチューブアンプが吠えまくる。
ツェッペリン、ジミーヘンドリックスと少しテーマから離れてしまいました。
さて、ジェフベックもジミーペイジのいるレッドツェッペリンに対しては、かなりの競争意識を抱いていたらしい。
ではこの続きはまたの機会に。