岡林信康と「はっぴいえんど」中津川ライブ
前回のブログで誤りがありました。
岡林信康と中津川フォークジャンボリーで共演したバンド「はっぴいえんど」の楽器構成について、キーボードがあるかのように書きましたが間違いでした。
キーボードは入っていませんでした。
申し訳ありませんでした。
よく聞き直してみたところ、
ギターはリードギターとリズムギターの2本。
あと、ベースとドラムの4人構成でした。
岡林信康の「私たちが望むものは」中津川フォークジャンボリーのライブ映像は、非常に説得力があり、40年以上経った今聞いても色褪せず感銘をうけました。
戦後の1960年代から1970年代の世の中の状況が映像から伝わってきました。
私はベンチャーズとかビートルズなどの洋楽に興味を持っていて、実際にバンドも組んでいたこともあり、
御本家の日本のフォークソングの起源については、見逃してしまったのだと思います。
楽曲「私たちが望むものは」が伝えたいものは、人間として普遍的なもの、社会権力、政治的な権力とひとりの人間として、当然与えられるべき権利をテーマにしてます。
さて、バンドの演奏と岡林信康の歌の一体感がまさにロックそのものになってました。
ステージを見ている観客は地面に座って聞いていますが、夏なので団扇「うちわ」、センス、パンフレットを揺すりながらの人もいました。
40年以上前ですから、収録された音源はサウンド.クオリティーは悪いですが、8分の映像から伝わるものは「岡林信康」のカリスマ性、そしてバックバンドを務める「はっぴいえんど」の演奏力の高さ、ドラム、ベースも一体となるインプロビゼイション、即興性が素晴らしいと感じました。
日本にも、りっぱなプログレッシブロックの歌と、バンドがあったのだとしみじみ感じとりました。
世の中へのメッセージソングと言った方が良いのかも知れません。
時代を現代に移すと、現代もいろいろな社会問題や政治的な問題もありますが、それをカリスマ性を持って表現するアーチストは私から見ると見当たりません。
少し寂しい気持ちなりますね。
戦後70年以上経って、世の中は平和になったと言えるのでしょうが、人間が生きていくために、違った意味の戦いが、生まれていると考えてます。
思いつくままに、書かせてもらいました。
雪降る前の、フレットレスオヤジでした。
「ハッピーエンド」日本のプログレッシブロックの始まり。
今回のブログは長くなりました。
書きはじめたら、いろいろな思いがつのりました。
「プログレッシブ.ロック」四天王からは人間の苦悩と宇宙、「あいみょん」からは青春、
「グラミー賞ノミネート」、「カントリー.ミュージックの魅力」、「ROLLY」のエピソード、かなりその時の気分にまかせて書いてきました。
エレキバンド「ブルージーンズ」のリーダー「寺内たけし」も電気屋さんの息子だったような記憶があります。
モズライトを愛用し、エレキギターの名人というか職人です。
ベンチャーズとの共演もあったみたいです。
彼はクラシックをエレキバンド風にアレンジしたベートーベンの「運命」、津軽民謡「津軽じょんがら節」、作曲アルバート.ケテルビー「ペルシャの市場にて」など取り上げてます。
さて、日本のプログレッシブロックのスタート地点は? と考えると、
グループサウンズ時代「タイガース」沢田研二、「テンプターズ」ショーケン、「ブルーコメッツ」、「フォーク.クルセイダーズ」、「スパイダーズ」堺正章、井上順、かまやつひろし 、など浮かびます。
私の印象では結構バンド自体が無理していたような、演奏技術が追い付いてないバンドもあったと思います。
グループサウンズに関しては、
西洋の真似だけしても、土台となる音楽の歴史と、教会での讚美歌やゴスペルなど、
あと、カントリーミュージックやブルースなんかも。
生活に根付いた環境から生まれる音楽性には、かなわないと思いました。
音感やリズム感、ハーモニー、メロディーのセンス、歌唱力も
あと日本では「ゴールデン.カップス」は忘れてはいけません。なぜか「アニマルズ」も一緒に浮かんできますが。
「ゴールデンカップス」ですが、
彼らはバンドのレベルと曲風が日本のバンドのなかでも別格でした。
横浜出身で、横須賀米軍基地の影響が多分に感じられます。
アメリカの臭いがプンプンしました。
「長い髪の少女」は歌謡曲路線ですが、彼らの本質は違うもので、ブルースやロックにあるのでしょう。
あと「Charチャー」竹中尚人「たけなかひさと」、ギターリスト&ボーカルのロックンローラーです。Fenderのmustangを使ってました。
大阪のライブハウス「チキン.ジョージ」でライブ見たことがありました。30数年前でした。
ベースとドラムとの3人バンド、メンバー全員がコーラスやっていたような?
ハモリが完璧でした。
それはそれは素晴らしくてうまさは日本人離れしてました。
ベースはルイズ.ルイス加部で元ゴーデルンカップスのメンバーでした。
ネットで検索したら、ドラムはジョニーでバンド名は「ジョニー、ルイス&チャー」でした。
ライブはノリノリでスタンディング状態、私は缶ビールの空き缶ふたつで、パーカッションやりながら鑑賞しました。
大阪の人はノリが違いますよ、東京の人とは。
私が知らなかった音楽分野では、「ハッピーエンド」というグループが日本には存在していました。
楽曲として「風にまかせて」、その流れではジャックスの「からっぽの世界」が非常に衝撃的で虚無感をおぼえました。
三上寛「みかみかん」によるアンダーグラウンドな歌、特に歌詞の伝染性が強力ですね。
男性が聞いても、心に何か羞恥心が残ります。
当時は、中津川のライブ会場では女性の敵だったとか?
ここいら辺からが、日本のプログレッシブ.ロックの歴史なのではないでしょうか。
岡林信康とハッピーエンドが中津川フォークジャンボリー
で共演した「私たちが望むものは」は、40年前の日本が難しい状況だったこと、
楽曲の歌詞は政治色が強くて当時の日本の国の不安定さが想像できます。
バックバンドの演奏は
かなりの力があり、レベルも高いと思います。
何よりアドリブの要素が入ってましたベースもドラムも。特にリードギターではアドリブの応酬でした。
ここでは歌謡曲とは違う世界が展開されていました。
世の中に対しての不満、政治に対しての批判が込められていました。
果たして現代は歴史的に見てどんな時代なのでしょうか。
さて、2018年グラミー賞は、黒人を中心としたヒップホップ系が新たに進出、当然でしょうね。
「ブルーノ.マーズ」が支持されたのは、楽曲の素晴らしさとリズム感、ダンス、グループの一体感、あと歌唱力も。
私の感じ方では、どこか、「マイケル.ジャクソン」と重なるものがあるのですが。
選考の結果は順当なところでしょうか。
現政権を批判する政治的な発言もあったとか、やはりアメリカらしいです。
では、この辺で。
フレットレスオヤジでした。
「ROLLYローリー」とプログレッシブロック
プログレッシブロック入門の本を図書館で1時間読み、ギンギラ.イメージのロックミュージシャン「ローリー」の対談記事。本名は寺西さん。
ローリーはプログレッシブロックとの関わるきっかけは「ピンク.フロイド」でした。多分、中学生時代に。
実家が電気屋さんで、いろいろ部品とか、例えばスピーカーとか、オープンリールデッキとか使ってたそうで、改造なんかも自分でやっていたみたいです。
彼が「The WHO」のロックオペラ「トミー」に出演した経歴の持ち主とは驚きました。
あのThe WHOと共演したとは、凄いですね。
彼は発熱して病床で苦しんでる時にピンク・フロイドのアルバム「狂気」を聞いて、意外にもそれがピッタリ雰囲気にハマッタとか?
その時代にエフェクターなど一般的ではなく、高価でもあった。
まだ、アナログが中心の時代です。アナログ.シンサイザーの出始めでしょうか。
レズリースピーカーが回転効果で得られるエフェクト音響を、小型のラジカセを持って自分自身が回転して、その効果を実現化したという。
まさに、ここいら辺がロックというか前衛的なアーチストの片鱗をうかがわせます。
あと、シャンソンの世界とも縁があってステージで活躍した。
6~7年はステージ活動していたとのこと。
何でも戸川昌子さんと繋がっていたようです。
彼の持論は、音楽はジャンル分けをせず自分の感じたままに、受け入れること。
なかなか、目から鱗の、新鮮な話が聞けました。
ロック、ジャズ、シャンソンと特別な区別をしないで聞いていたようです。
私も「キングクリムゾン」REDから少し手を伸ばして、ピンクフロイドのアルバム「狂気」、YESのアルバム「究極」聞いてみました。
あと「ジェネシス」と「デヴィッド・ボウイ」も。
「究極」は20代の頃にアナログレコードで聞いたことがありますが、今の自分の感性には相性がよくて、聞きやすかったです。
日曜の深夜のフレットレスオヤジでした。
「グラミー賞ノミネート」オンエアーNHK-FM !
ピーター.バラカンさんMCによる
NHK-FM音楽番組、土曜の朝7時20分の開始です。グラミー賞本番は29日の月曜日午前8時30分からwow wow独占 。
今回ラジオは「グラミー賞ノミネート」の曲紹介、名曲の連続でついつい聞き惚れています。
ロック部門のレナード.コーエンの語り口調の曲がオープニングでした。
曲名は「You Want It Darker」、
歌はコーラスが後半から入るが、レナードコーエンが歌うわけではなく、曲中はずっと語るのみです。
楽曲の構成として珍しい作り方ですが、 MCだけでロック部門というのは少し理解に苦しみますが、美しい空気感は伝わってきました。
レナード.コーエンはすでに亡くなっています。たしか82才で。
そのあと女性のブルースの曲。おそらく黒人の女性ヴォーカルだと思います。歌手の名前は分かりません。
次に自分でも珍しくカントリーの曲に浸り込みました。
日本で言えば民謡に相当するのでしょう。カントリーミュージックを聞くと脳裏にのどかな農園の風景や酪農の風景が、浮かんできます。
そして切り立った岩山や、サボテン。広大な平原も。
スライドギター、スチールギターの響きが郷愁を誘います。
鞭の音やバイオリンの音も浮かんできますね。バンジョーはウエスタンですね。
アコースティックギターのキンキラに響くコードワークのスチール弦の音がつきものです。
アメリカの開拓史を紐解けば、先住民族のインディアンとの戦いもあったことでしょう。
そこには、自分の身を守るため、また相手を攻撃するために銃や鉄砲、ライフル銃が必ず登場してきます。
カントリーのギターリスト、ジエリー.ダグラス.、ドプロギター奏者、セッションマンとして多数のアーチストのアルバムに参加。
さすがに腕利きのミュージシャンばかりのカントリーミュージックは聞きごたえがありました。
ドプロギターをボトルネックでスライド奏法が独特のサウンドでいかしてました。
カントリーミュージックは私にとって興味の有るジャンルではありませんでしたが、これを機会にYoutubeなどで音源を探して聞いてみたいと思います。
ラジオの番組中ではタージ.マハール, イーグルスのジョー.ウォルシュ , あの ジミー.ヘンドリクスの名前も登場してきて胸がワクワクしてきました。確か、ジミーヘンドリクスの曲「ヘイ.!ジョー」をカントリー風にアレンジして歌と演奏する話もありました。
ニール.ダイヤモンドもノミネートされてるそうです。
では29日の朝8時30分のグラミー賞発表です。楽しみに待ってます。
フレットレスオヤジでした。
「あいみょん 」 をJ-waveで聴いたら
木曜日の夜9時からの音楽番組で、「君はロックを聴かない 」 がFMで流れてきた。
オーソドックスなフォークロックのサウンドでミドルテンポのなつかしいアコースティックなバックバンドの響き。
P.F.スローンの「孤独の世界」、馬場俊英「スタートライン」の音楽性に、YUI「チェリー」「太陽の歌Good Bye Days」の雰囲気をミックスした感じ。
「あいみょん 」という女性ヴォーカルが男っぽく歌い上げる。それも男の目線で。
邪険に突き飛ばすような歌い回しは、さすがに、歌がうまいな~!
と感心しました。
他にも「生きていたんだよな」
「二人の世界」
現代に生きる、音楽好きな女性がストレートな心情を赤裸々に歌い上げる感性に私も思わず注目しました。
普通の生活感を、泥臭く歌い上げる才能に感服いたしました。
フレットレスオヤジでした。
「ゲスの極み乙女。」いろいろな曲目
「戦ってしまうよ。」
イメージ戦略「でも、いやだな~
!」のオール出演者による歌つぶやき。
「オトナチック」
赤いシンセ風のキーボードが目立ちます。
「パラレルスペック」
「デジタルモグラ」
PVでは、バンドメンバーの演技力が、なかなかよくて見入ります。結構レベルが高いです。演技の。ドラムの人が妖艶ですね。
PVにかなりお金かけてますね。
めちゃくちゃ多人数のエキストラ使ったりして。
「私以外私じゃないの」。
などなど。
まあ、感服いたしました。
フレットレスオヤジでした。
ゲスの極み乙女「イメージ戦略」他もさらに聞きこんだ。
雪がなんとか通り過ぎた水曜日朝、車に積もった雪は15~20㎝で、フロントガラスにへばりついて半分は氷になってました。
エンジンをかけ、ヒーター効かして溶かし20~30分で何とか除去できました。火曜日は交通機関、高速入り口の渋滞で50分の遅延でした。
さて、J_waveの夜の番組で知ったゲスの極み乙女。
「イメージ戦略」以外も聞きまくりました。YoutubeのPV動画です。
彼らの楽曲は、かなり計算された組み立てで、プロフェッショナルのアーチストの集合体。
内容は挑戦的で現代の若者たちの感性に訴えかける心情と、不満のはけ口や持っていき様がない世の中の不条理、男女のスレ違い。
なかなか捨てがたい歌は、私にも若かりし頃の悩みを想い出させてくれた。
印象的なのは、「猟奇的なキスを私にしてよ」?、「デジタルもぐら ~」、「大人オトナチック~」,「私以外私じゃないの~」、「パラレルスペック」、「戦ってしまうよ」、その他片っ端から聞きまくりました。
確か大ヒットしたし、ライブもガンガンにやってましたね。
ドラムの女性は、かなりの腕前ですね。格好いいです。エネルギッシュ!
ヴォーカルは川谷絵音、曲、歌詞そして歌も、66才の私にも理解できます。
ギターがフェンダーのやつ使っているPV、多分ジャズマスター、シングルコイルのいい音だしてました。サウンドに透明感あります。
ベースはドライブが効いてボトムをしっかりささえてます。
キーボードもバンドのサウンドにかなりの貢献をしてセンスは良いですね。ピアノの腕前も凄いですね。
「イメージ戦略」は、かなり気に入りました。これの着眼点は週刊紙への挑戦という意味なのでしょうか?
「いやだな~!」の繰り返し。PV
出演者みんなが「いやだな~!」と口ずさむ。
楽曲のメッセージは私たちへの?
野次馬根性への警鐘でしょうか?
ギターのコードワーク、カッティング、アドリブフレーズは泥臭い感じで私は気に入りました。
語り口調の歌い方もなかなか個性的で、効果的です。
ドラムの女性のショートカット?
オカッパ頭みたいなヘアはなかなか格好よいですね。
朝のフレットレスオヤジでした。