Fender70年代後期の品質劣化
Fenderに限ったことではないと思いますが、手作りから大量生産に移行すると生産性が重視される。
個々の製品に対する作り込みの手間は省かれ、いかに沢山製造するかの方へ工房経営の重点が変わってしまいます。
私が過去に所有していた60年代のジャズベース、ボディーとネックのジョイント部分ぬ隙間はほとんどなかったのに、74年製造のジャズベースでは、隙間は2ミリ以上になり、ネックは極端に細くなり、結局反ってしまい使い物にならなくなりました。
そこで、国産のメイプルネックをパーツとして購入し現在に至るまで、なんの問題もなく使用してます。
ストラトは塗装の問題があります。
今ではカスタムショップ仕様で、かなりの高価な価格でボディーとネック部塗装をニス塗りにしたものが市販されてます。
ヘッド部が大きくなり、トラスロッドの先端がヘッド部に露出した辺りから塗装は、ポリエステルとか化学塗料を使用したものに、変更されてます。
ニスは、使用しているうちに、適度に剥離して、また手の汗で黒ずみますが感触は素晴らしいものになります。好みもあると思いますが、黒ずんだネックは貫禄がありますね。
ボディーの剥げかかった辺りも、またしかり。
新しいストラトはfinger boardまで、厚めのポリ塗装がされて最悪です。いまさら、剥がすわけにもいきません。
モズライトは黒ボディーの木目に沿ってひび割れが発生してます。
これもポリ塗装がされてるのでしょう。
塗装は薄めが、音響的には1番良いとされています。木材が音を響かすのですから。
金曜日週末の疲れ気味のフレットレスおやじでした。