Jacoの演奏テクニックに触れたひと時!
週末は左手首を休ませるために、フレットレスベースから少し距離をとりました。
あまりに、集中してドナリーに取り組んでいたら、腱鞘炎(けんしょうえん)になる危険性があるので、
もっぱらCDのリスニングや体の休養、先週1週間のエピソードを日記にまとめたりに、時間を使ってました。
しばらく距離を置いていたベンチャーズスタジオ録音盤、1970に収録のライブ海賊盤「レッド・ツェッペリン・ロスアンゼルス.フォーラム」の演奏クオリティーに感銘したり、
◆彼らが来日した時、武道館で連日2回、生のレッド.ツェッペリンの地響きのする、ハードロックサウンドを聞けた事!
改めてしみじみ回想したり、ギブソンレスポールの威力を思い知らされた事など懐かしく。
第二部で、ジミーペイジがアコースティックギターを弾き、がっかりさせられたこと。興奮した私はドサクサに紛
れ、暗さを利用し2階席最後尾から最前列に移動したりの、無謀な行動など思い出してました。
◆この図々しさのお陰で、ツェッペリンを二階席のほぼ正面からよく観察することができました。
◆ツェッペリンのサウンドクオリティーは、ハッキリ言ってジミー.ヘンドリクスよりも高いことを感じました。
しかし、ジミー.ヘンドリクスは歌いながらあのギターのきっちりしたプレイ、まず誰も真似出来ない神業でしょう。
時代も違うし、バックのスタッフの体制も違うし、アメリカとイギリスの違いもあると思いました。
◆実はツェッペリンは、サウンドメカニックやライブのサポートスタッフにしっかり支えてもらってるのですから。
ジミー.ペイジは、10年後のベルギーライブよりもギター演奏上のミスタッチもほとんどなく、エネルギーに満
ち溢れてました。
◆さて、私事ですが、いつの間にか、フレットレスベースが、私にとって弾きやすい楽器になっていたこと、
◆フレットレスベースから生み出されるサウンドは、アコースティックな音だから、心が癒されること。
フィンガーボードに振動したベース弦が触れることで、木材と金属が醸し出す音が雑音ではなく
フレット付きベースにはない音として、耳と心に優しく届くこと。
◆ジャズのウッドベースが独特の雰囲気を持つことに通じますが、
サウンド立ち上がりの遅れ、弾いた後の音の伸び、減衰の感覚が、ゆらぎとなって耳に快い刺激を与えてくれます。
フレット付きのベースにはない、自然に近い音、人間の声にも近いサウンドが、生み出されるからでしょうか。
◆ジャコの「ドナリー」の譜面を追って、実際にフレットレスベースを弾いてみると、
弦を抑える左手の小指が、かなりの比重で活躍します。
◆私には昔やったクラシックギターの経験が、とても役にたってます。
普段ギターでメロディーを演奏していても、これほどは小指に負担が掛かることはありませんが、
◆ベースは弦長がながく、フレット間隔も広く、ゆびを大きく開くことが必要で、小指の活躍は必須です。
私は、趣味で音楽を楽しんでいるレベルの素人ですが、「ベースマガジン」が、「ドナリー」の譜面、タブ譜を掲載し
てくれたので、
◆若かりし頃、憧れていたジャコ・パストリアスのフレーズを、たどたどしく弾けることが、とても人生の張り合
いや、生き甲斐になってます。
□行方不明のメトロノームを見つけ出して、気長に「ドナリー」に取り組みたいと考えております。
では、この辺で。