Jacoの映画見ましたよ!速報です。
映画館は、超満席!全指定席で空いているのは最前列の7-8席のみでした。全95席のミニシアターです。
さて、私が一番気になっていたことです。
彼の最後のエピソード、死亡したのは、
「サンタナ」のライブを見に行った日であった。
そしてライブ会場の警備員と揉め事を起こした。
その数時間後に、外で誰かに、撲殺された。
頭蓋骨骨折し、脳内の血管が切れてしまったらしい。
本当に悲惨な状況である。
入院したが、助からなかった。
犯人は、まだ見つかっていない。
ジャコは精神科医の診断によると、双極性障害という躁鬱の精神疾患を患っていたとのこと。
ラストの方の映像から、人の話を静かに聞くことが出来ない、病的な姿が映しだされた。
しかし、映画の終わりのほうの場面では、
自作の「リバティー・シティー」?を、
ピアノアレンジで、カッコ良く演奏する映像に、私は彼の音楽的才能を見ることができた。
ジャコは、ドラム、ベース、ピアノも演奏するマルチプレイヤー。もちろん、作曲、編曲も。
ジャコの残した大切なメッセージとして、
「音楽に対して、先入観を持たずに、心を開いて、それを受け容れることが大切なんだ。」
と私達に、教えてくれていた。
映画から伝わったのは、彼が家族を養うため、
「ベースプレイヤーとして、何としても成功しなければ」
という使命感であった。
アコースティックベースまたはアップライトベースともいうが、それが湿度の関係で破裂してしまい、
何とかしたいと考えた。
そこで、独自のサウンドを作るために、ジャズベースのフレットを抜き、自分の手でフレットレスベースを作り上げた。
◆フレットをくり抜いた後で、表面に船体用に用いる硬化性の塗料を塗り、乾燥後、研摩するなどして仕上げた。(雑誌「プレイヤー」からの引用 )
私も、この情報に感化されて、自分でフレットレスベースを制作するに至ったのです。
そして、彼が生み出したベースの新しい演奏法は、音楽に携わるあらゆる人達に注目された。
あらゆるジャンルのアーチストから声が掛かる。
今まで、誰も成し遂げたことがない、ベースという楽器の演奏スタイル、
ハーモニックス奏法、凄まじく早いフレーズ、正確なパッセージ、異なるジャンルの音楽との融合、
古く懐かしいサウンド(30年前)の表現は、観客と周りのミュージシャンたちに、驚きと感動を与えた。
まだまだ、伝えたいことが、ありますが今回はこの辺で。