アバABBAの魅力2
1日休みが入りグッスリ眠りましたので、スッキリ!
前回の続きアグネッタの意欲とフリーダ(Anni Frid Lyngstad)の魅力について書きたいと思います。
話は変わりますが、スウェーデンが舞台の映画、小説も読んだ「ドラゴンタトゥーの女」ですが、スウェーデン人名の響きは独特ですね。
感覚的に、歴史とか伝統でしようか、風土でしょうか。
なかなか覚えづらい響きです。
さてYou ーTubeで探したら、イギリスのロンドン公演ライブ(45分くらい)もありました。参考になると思います。
今回はフリーダから先にいきます。
彼女がリードヴォーカルの「I Have A Dream」 ロンドン ライブからも視聴出来ます。楽曲後半からは子供達のコーラスも加わり壮大な雰囲気です。
アグネッタばかりに皆の関心がいってしまうが、フリーダの声質はアグネッタとは対照的で少しくぐもった、ソフトな声質。
ハーモニーはメイン(メロディ)とサブ(音程を3 度か 5度スライドして共鳴させる役割。コードCでメインがドの時はミかソ)は違う声質の方が美しい響きが出せると考えます。
アグネッタの声質は高域を張り上げる金属的な響きを感じる事がある。
これはリードヴォーカルには必要な要素です。
フリーダは中音域が持ち味で、ソフトでしっとり、くぐもった(少し暗い感じ )陰影を感じさせるもの。
そのせいか情感が伝わりやすい。
フリーダはノルウェーの極北の小さな鉄鋼貿易の街、ナルヴィクで生まれた。
北欧の白夜の地。
子供の頃は延々とレコードやラジオに合わせて真似をしながら歌っていた。
当時のヒット・ソングだけでなく、ジョージ・ガーシュインからコール・ポーター、リチャード・ロジャースまで。
そして10歳の時、フリーダは初めてステージに立つ、それはアマチュア・コンテストだった。
フリーダは「その頃の私はエラ・フィッツジェラルドやペギー・リーに憧れていたわ」 と当時を振り返る。
「もちろん、ビートルズとかビーチ・ボーイズみたいなグループも知ってたわよ。だけど彼らはグループだった。」
「私はソロでやりたいという野望を持っていたの。ベニーは私の音楽的コンセプトをよりコンテンポラリー(同時代の、現代の )なものに修正していくのに大切な役割をになっていたの」
2つの出来事が彼女の道を変えた。
アグネッタにも作曲家人生を変えてしまうアバの世界的なヒットがあった。
フリーダはスウェーデンの人気トーク番組のテレビに数曲歌う予定で出演依頼を受けた。
その後スウェーデンの全国紙が突然彼女を「今年期待の新人」 と取り上げた。
相方のベニー(魅力1の表紙写真参照、髪がブラウンの左の男性、金髪の右はビョルン)は
「僕達だけでなくもっと女の子を前面に出したスタイルでやってみた方がいいんじゃないか」
と思うようになった。
「じゃあ、僕達でグループを作ったらどうだろう?」
新しいグループを軌道に乗せるには多少の時間がかかったがこれがアバABBAのストーリーのはじまり。
文中のエピソードや発言などは「ABBA the Movie」解説からの引用です。
長くなるので今回はこの辺で。
次回はアグネッタのコンサートに対する意欲など書きたいと思います。