サポートメンバーのベーシスト7
いよいよ、1部ラストのナンバー
「10番街の殺人」がスタートします。
以前、「ベーシストのオーディション」のブログ記事で公開した、ソニービルのクリスマス・ダンスパーティーのライブでも演奏した。
当時の私は26才の社会人であった。
本ライブDVDの収録時は49才なので23年振り、前のバンドからは数年ぶり、
ただしバンドメンバーの人柄とバンドのレベルには大きな違いがあり、人柄もよく、レベルが高いという、良い方向の違いであった。
バンドを辞めても、声を掛けてくれる人がいてくれたのは、私にとっては幸せなことであった。
それは、人前で演奏する楽しさを経験すると、生涯忘れられない「心の宝物」になるのです。
アマチュアであっても、とにかく本番のステージでは、ベストを尽くすのがわたしのポリシーなのです。
リハーサルを含めての準備についても、しっかり努力をして、失敗しても悔いはないと考えます。
そこの認識が、前に所属したバンドのリーダー(ドラム担当)には分かってもらえなかった。
それが、私がバンドを辞めた大きな理由でした。
さて、私事はそのくらいにして「10番街の殺人」の演奏です。
リードギターのディミニッシュコード(不協和音のコード)が絶叫のように響きわたり!
ドラムの戦慄が走るサウンドが4小節不気味にとどろき、
ベースが、あの破裂をあらわすようなハイトーンから地下に引き込まれそうな重低音までスライドするフレーズ、
リズムギターもDのコードをカッティングで合流し、4小節あの素晴らしい、イントロがつながっていく。ドラムも戦慄の空気感を維持している。
なんで、イントロだけに文字数を使うのかと言うと、私にとっては1番好きな曲で、弾けば弾くほど、深みを感じさせてくれる名曲です。
それほどに、思い入れがある曲だからで
す。
リードギターの演奏はいよいよ、これからです!
メロディーが奏でられても、バックバンドの演奏は緊張感を維持したままで、ワンコーラスの終わりには、ベースがテケテケテケを3弦のサーフィンサウンド、グリッサンドして落ちてくるようだ!
殺人事件がテーマの楽曲なので、緊張感がみなぎっていないと、「10番街の殺人」とは、いえません。
ここまでの表現に来ると、私はかなりのベンチャーズオタクであることが、自分でも認識せざるを得ません。
さて、まだ曲はまだ終わっませんが、文字数がオーバーしそうなのでこの続きは
また次回です。