ELVISエルビス牙を抜かれた野生児8
以下の写真は「エルビスオンステージ」映画パンフレットからの転写です。
兵役後のエルビスは、入隊前の反抗的で挑発するような雰囲気は消えていた。
母親の死からは、立ち直るが依然として双子の兄ジェシーと母親の二人の喪失感は、エルビスの心に暗い影をつくることになる。
見方によっては、人間的な落ち着きが
備わったと見えるかもしれない。
トム・パーカーの計略に基づく、計算され尽くされたマネジメントは、エルビスの心を開放させる半面、徐々に精神的、肉体的破滅へと導いていく。
トム・パーカーから見れば、エルビスは金の卵、金を産む大事なタレントである。
20日や 30日もの、連続のライブステージ、それも1日に2回の舞台である。
週末だけが、2回のステージと考えるのが、妥当な線だろう。
時間的にも、体力的にも毎日2回は無理がある。
いずれにしても、
稼げる時に稼ぐという、金の亡者という考え方はアーチストとしてエルビスを洗練させることを可能にしたが、人格の破滅にも近づけていった。
後に、パーカーはエルビス没後のレコードなどの商品の版権を主張したが、裁判で却下された。
◆エルビス死後も強欲なパーカーだった。
判決では版権はエルビスの財団のものとなった。
□私が「エルビス・オンステージ」の映画を
渋谷の東急レックスで、見続けていた時には想像もしなかった悲劇が、展開されていたのだった。
□エルビスに関する書籍に遭遇しなければ、単なるロックの歴史上の人物で終わっていたかもしれない。
エルビス地方順業の記事のところで味わった、観衆前での歌う感覚、興奮、開放感その観客の反応とおとずれる感動。
ラスベガスでのヴォーカリスト、アーチストとして円熟した姿を比較してみると、その根底にあるのは、やはり歌うことの素晴らしさを身を持って感じること、観客との一体感、それがエルビスにとって1番大切なことだったのだろう。
パラマウント映画の「アカプルコの海」
、「ラスベガス万歳」私が中学生の頃に見た2本ですが、あと「フロリダ万歳!」もありました。
過去の作られたスター・イメージから脱却した、エルビスをドキュメンタリー映画
「エルビス・オンステージ」
「エルビス・オンツアー」
で見ることが出来ました。
◆まだ、一冊「エルビス伝」分厚い本が、残ってますので時間を見つけて読みたいと思います。
◆読み始めたところ、
「インザ・ゲットー」という、切々歌い上げる名曲で、エルビスの歌唱力が素晴らしく、胸にジーンと来ます。
私の好きな曲です。
□さて次回からは、兵役時に知り合った上官の娘、プリシラと結婚して娘を授かったことなど、書く予定です。
◆では、皆様良い連休になりますように。
私は3 、4、 5、 6日と仕事が入ります。
◆九州の被災者の方々もどうかご無事であられますことをお祈りいたします。
takeru1226 、 64歳のロック好きなオヤジです。