ジョン・マクラフリンのライブ
ジェフベックから少し離れてしまってますが、私のロックにも長い歴史があるのです。
お許しください。
ブログ始めて二週目に入りワクワク、ドキドキ、還暦すぎて自分の音楽人生を、単なる趣味の程度ですが振り返ることができて、読者の方に感謝いたします。
ベンチャーズがブームであった頃、中学一年。 たまたま長兄が買ったギターが家にあり、初めてギターに触れたのは10歳の子供でした。
中学卒業イベント。
父兄や恩師に対しての謝恩会で、同級生とバンドを組みベンチャーズを数曲演奏。
クルーエルシー、アパッチ、朝日のあたる家、パイプライン、ダイヤモンドヘッドなんかをやったと思うが10番街の殺人どうだったかな。
私はベース担当でした。
レコードを聞きコード進行を探り当てるのが私の主な役割で多少のリーダーシップらしきことも、やっていたような。
テンポがどうとか、音量を抑えてとか。
チューニングなんかも。
ギターで目立つことはあまり望んでいなかったと思う。ただただベンチャーズが大好きでした。
なにせまだ十四歳。
いまの子と較べると子供っぽさが残るものでした。
ベースは誰もやりたがらない、地味なものでしたが
、やってるうちに少しずつベースの演奏が面白くなってきました。
太い弦を押さえる快感、弾き出されるタイトな低音、バンドのボトムを支えてる、裏方ですが結構気持ちが良いものでした。
これが後々、ウェザーリポートのフレットレスベースの名手ジャコパストリアスとつながっていきます。
その途中にマーカスミラーにも感化され、スマートなチョッパー奏法やフレーズの豊かなベースラインを勉強させてもらいました。
私が着目した曲は、グローバー・ワシントン・Jrの--Just the two of us.でのマーカスミラーのベースのphraseの作り方に惚れました。
自分自身ではギターは、クラシック入門の禁じられた遊び、フォークソングではピーター・ポール&マリー:PPM、キングストン・トリオなんかを好んで聞いてました。
クラシックもベートーヴェンが大好きで、交響曲第5番、イ短調、作品67、運命 、指揮トスカニーニをよく聞いてました。
なんかロックとベートーヴェンは共通のスピリッツがあるようなきがしてます。私的な感想ですが。
ギターで弦を弾く奏法でスリーフィンガーやフォーフィンガーなんかをよく練習してました。
カントリーミュージックやウエスタンなんかでもよく聞きますが。
バンジョーも1度だけ触り、少しだけ弾きましたがギターのようには弾けませんでした。
とても子供には無理な楽器でした。
弦がスチールで張りが強く、ドラムのスネアにネックを付けたような、やたらに重かったのを覚えてます。
PPMからは人間の歌声のハーモニーの美しさ、またアコースチックギターの優しい音色に魅力を感じてました。
さて、ジョン・マクラフリン&マハビシュヌ・オーケストラ 武道館ライブの感想ですが、なんといってもヒット曲 :::: 火の鳥♪♪♪♪が注目されました。
ギターはダブルネックで、歪ませたディストーションサウンド、ジャズのアドリブを感じさせる早弾きの凄まじさ、異次元の音楽でした。
ギブソン系のギターで白っぽいカラーでした。
宗教的な雰囲気、ヒンドゥー教かイスラム教か、そんなものを漂わせていた、ライブの会場。
お祈りもあったかな。
バンドの編成は、ドラム、ベース、バイオリン、シンセサイザー&キーボードそしてエレクトリックギター。
メンバーの中には、あのジェフベックとも活動したkb:ヤンハマーそしてds:ビリーコブハムもいました。今から考えると凄い豪華な顔ぶれでした。
ドラムはパワフルで、ビリーのガタイも筋肉逞しく、黒光りする体にただ~ただ唖然とするばかり。
ドラムフレームはクリアで透明なもので、多分アクリル製か?
当時は珍しかった。
バイオリンにはコンタクトピックアップとかがセットされてアンプにつながり、エレキギターと同レベルで聞こえました。
彼らの音楽の基本はジャズの雰囲気を感じるサウンドですが、リズムにはパンチがあり、ジャズロックというのかな。
ギターとバイオリンの掛け合いで、アドリブ展開が特徴的ですが、私はkbヤンハマーの真の実力やその重要性が認識できてませんでした。
ほんとうに未熟な若者でギターやメロディばかりに、気をとられて全体を捉えてなかった。
ドラムのビリーコブハムもしかりで、今なら彼らの音楽としっかりと向き合えたのにと、悔やまれてなりません。
これが若き日の人間の浅はかさと思い直し、老年にテレキャスとストラトキャ スターを爪弾いて日々元気に過ごしたいものです。
エレキギターだけでなくアコースチックもなかなかハードなもんでして、**禁じられた遊び**も左手小指を目一杯のばして手を開くので、なかなかきついものです。
ここにきて、はじめて
ジェフベック、
ジミーペイジ、
ジョンマクラフリン、
&マハビシュヌ オーケストラが繋がってきました。
あとエリック・クラプトンもです。
では、今回はこの辺で。また次回に。