レッド・ツェッペリン、ライブ回想
①武道館ライブの体験について書きます。
なんと、今から40年近くも前のことだ。
ロックの神の彼らが、ま、まさかCSNYかと思うような行動に出たのだ。これは第2部でのことで時間の経過の順に今回は報告させて下さい。
オープニングは例のように;移民の歌~
が当然の如く、ジミーペイジのレスポールが、けたたましく掻き鳴らされ、私は座っていましたが、隣の若者はいきなりスタンディングで踊り始めました。
私はダンスとか踊りは得意でなく、ただじっくりとレッドツェッペリンを聞くために来たので、一応立つだけはたちましたが。
武道館の2階末席が、こんなにも音がこもり音楽が聞きづらいとは、~とほほ~
しくじったな~(T0T)
残念な気持ちが自分の心に募り、この後の、私の大胆な行動につながります。
1部もかなり盛り上がり、しばしのブレークタイム。
第2部への期待が高まります。
しかしなんとステージの上には、あのジミーペイジがアコギを持ち、ジョンポールジョーンズがペダルでベースラインを奏でている。
エレクトーンの足で踏むキーボードみたいなもの。
やはり、手が空いてるからジョンポールもアコギは持っていたような気がする。
もしかしてアコーディオンだったかな。
ジョンボンナムはパーカッション担当し、なんと皆で美しいフォークソングみたいのをやり始めたのだ!
まさかと思うでしょうが、これがライブの2部ではじまっちゃいました。
テクニックは素晴らしいんだろうが、私はこんなの聞きたくはないので、トイレタイムに利用しました。
しかもまったく印象に残らないような曲だったんですよ。
まさに彼らの息抜きコーナー。
今なら丸くなった私もおとなしく聞いていたかもしれませんが、その頃の私はレッド・ツェッペリンらしい音しか求めてなかったんでしょうね。
ハードロックばかりでは、スタミナが持たないのは分かりますが、少し白けたのは事実です。
ラストの3部では、ちゃんとロックンロール聞かせてもらえました。
曲目は第1部と3部に演奏されたのを何曲か下に書き出します。
なにぶんにも、三十五年以上も前の事なので、記憶が曖昧です。
お許しくださいm(__)m
幻惑されて、 胸いっぱいの愛を、天国への階段 、モビー・ディック、これはドラムソロ。
素手でドラム叩きまくりです。
ドラなんかも打ち鳴らし、怪しげな空気が漂いました。
彼らのライブクルーの中にステージ裏あたりに、サウンド、エフェクトのメカニック担当がいて、ジミーペイジの合図に従ってコントロールしてました。
そういえば、胸いっぱいの愛を なんかのときに宇宙や天空を感じさせる、シンセサイザーみたいなサウンドがライブ会場に鳴り響いてました。
私の席は二階席の最後尾。
音がこもってしまい最悪のリスニングポジションでしたが、狙うのは二階席の最前列、暗さを利用し、ドサクサまぎれに二階席の最前列、階段通路まで移動し肉眼で生のレッドツェッペリンを観戦することが可能になりました。
あの手すりのあるところで。
さすがにジミーペイジのレスポールのエレキギターは、激しく吠えまくって、私は満足しながらも、興奮し多少の冷静さを持って、歴史的な瞬間をじっくり、鑑賞しました。
プルベリーヒル、ハローメリールーなんかのオールドなナンバーもやってくれました。
やはり抜群のリスニングポジションですね。
よく見えて、よく聞こえます。
クリアな音でハードロック、とてもいい気持ちでした。
帰りはぐったり疲れて、九段下のホームで電車待ちしてました。
デカ版のライブのパンフレット持って家まで帰りました。
武道館ライブでツェッペリン熱が覚めやらず、私はロサンゼルス公演の海賊盤を少ない情報をつてに、ついに横浜でゲットしました。
その時、自宅まで帰る時の興奮した自分、まだしっかり思い出せます。
1970年 九月、ロスアンゼルス フォーラムで録音されたライブのレコード表紙と裏面曲目のリストです。
ヘッドホンでボリューム高めで聞くと頭がクラクラ、汗もじんわり。
やはりライヴは最高!
レコードの色はクリアなピンクとクリアなブルーの二枚組、確か四千円くらいでゲット。
ロック雑誌の記事にツェッペリンの海賊盤が横浜のレコード店で手に入る情報をたよりに出掛け、店主が店の奥から出してきて価格交渉したのをおもいだします。
今は亡き、ドラムのジヨンボンナムに敬意を表したいと思います。
では、今回はこの辺で。