ギターと俺

ベンチャーズとジェフベックが大好きです。

Jacoのレアアルバム聞きながら、うたた寝。


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週末の疲れが出たのか、ヘッドフォンでジャコパストリアスの「レア.コレクション」を聞きながら、うたた寝してました。

9曲目のドライブ感のある「Mood  Swing  」Mike  Sternのギターと鋭いサックスの音で、目が覚めました。

妻に、「ほら、また寝てる!」と叱られました。

ラスト10曲目は女性ヴォーカルはフローラ.プリムの78年からのリーダーアルバムからの1曲、 

この曲のサビでジャコがメロディーベースをしっとり聞かせます。

歌心あるベースのハスキーなサウンドは聞く人の心の襞(ひだ)にしみます。


話は変わりますがテレビで昔のドラマ「仁」の録画を見ながら、テレキャスターエレキギター)でエンディングテーマに合わせ、つま弾いたり、フレットレスベースで、「The  Chicken」のBフラットからのコード進行を追ってみたりと、気ままな土曜日の夜を過ごしてます。

 

明日は、1週間ぶりに孫の男の子(2歳8ヶ月)に会えるので楽しみにしてます。ここのところ風邪を引いていて やっと今日元気になったようです。

髪の毛かロン毛なのが、結構可愛いです。私のことは「おじいさん」と呼んでくれます。

また楽器の話に戻ります。フレットレス.ベースのチューニングがピッタリ合っているせいか、つま弾いていても気分がとてもよいです。

ジャコのスローバラードのコピーはイメージは、頭のなかで出来つつあるのですが、ハーモニクスの探索がまだまだ進んでません。

メロディーのソフトな、つぶくやくように醸し出されるジャコのフレーズ、力が抜けて後ろずらしのリズム感覚は、これまた難しいです。

三度か五度のハーモニー感覚もフレットレス.ベースでハイポジションで弾くと、枯れた味わいがありしびれます。

ではこの辺で、皆様 良い日曜日でありますように。

 

Jacoとジミー.ヘンドリクス、ジェフ・ベック

ジャコがステージで演奏する、ジミー.ヘンドリクスの「パープルヘイズ」、低音のブーストサウンドとハイポジションのディストーションがかかった歪んだメロディーのフレーズ!

 

ジャコの顔は真剣な表情、神経を集中し、しかし心は冷静さを感じさせる静かな表情!

ときおり、即興のフレーズを盛り込みながら、またメインのリフ!

 

金曜日、2本目になる投稿ですが今回はジミーヘンドリクスの凄さ!について、一言?ひとこと、ふたこと。

つぶやいてみます。

 

リードギターをしっかり弾きながら、ボーカルもやる。そのハスキーな声は脱力系!

演奏するギターに70%の力を入れて、ボーカルの方は残りの30%くらいかな?

 

ギターの演奏は、難しいフレーズも歌いながら完璧な完成度です、特に唸るようなビィブラートがしびれます。

クラプトンとはまた違うタッチの強いサウンドになります。

 

ライブの「Voodoo   Child」1969で聞くことが出来ます?   youtubeで見てください。

「killing   Floor 」では、ギブソンの白いSGを使ってます。

 

ジミーヘンドリクスのバンド「エクスペリエンス」はドラムもジャズっぽくて、凄腕!

ベースもソロパートありで、まるでジャズのスタイルだ!

 

ジェフ・ベックもジミー.ヘンドリクスのギタープレイを見て、精神的ショック受けたらしい。

一時は「ギターを弾く気持ちになれないくらいの衝撃」を受けたとの一説あり。

 

ジャコも同じくらい、感化されたのだろう。

私もyou tube の動画を見ると、その凄さに圧倒されます。  

 

ではこの辺で、つぶやき終わります。

Jacoベース1本でアンサンブル

金曜日の週末となりました。
相変わらず、通勤時間には、ジャコのフィンランド・8分ライブを聞き込みつづけてます。

Jaco Pastorius Solo -07-15 -83
Jazz Festival Pori , Finland

での演奏です。

前回ブログで紹介した、楽曲を詳しく紹介しますと、ジャコの1人舞台、多分アンコールでの演奏を収録したもので、

画質と音質も悪いですが、ジャコの人柄がにじみ出るステージの映像です。

体にぴったりのグレーの長袖のトレーナー、黒いデニムパンツ、スニーカーとラフな服装。

さて、曲の内容てすが、

初めはドナリー変形フレーズ、即興のフレーズのようです。その後Fuzz,ディストーションのフットスイッチを踏み、

~ジミヘンのパープルヘイズでのシーケンサー多重録音をバックにリフ演奏

~シンプルなスローバラードのベース演奏は約2分間、

~エンディングは床のフレットレスベースの弦を革のストラップで叩く、

唸りのサウンドが響き、観客の歓声が沸き起こりる、とどめは足で踏みつけて唸りを止める。

ここでも観客の歓声が沸き起こりる。
かなりの盛り上がりだ。

さて、楽曲のほうはスローバラードのコピー作業に取り組みました。

ハイポジションから入るkeyはAのスローバラード、

グリッサンドのハスキーなトーンからメロディーの導入部、次にベースパート、さらにハーモニクス重ね弾きの和音。

つまり、メロディー、ベース、和音伴奏がベース1本で成立している。

いざ自分で演奏してみると、かなりの難しい作業であることが分かる。

頭でイメージしていても、指はそのようには動いてくれない。

ヘッドホンでジャコの映像を見聞きしながら、私もフレットレスベースを演奏してみると、

ハーモニクスのポジションの場所やベースパートのポジション、メロディーのポジションが少しずつ分かるようになりました。

◆アンプのトーンはTreble高音をMax最高での設定がハーモニクスがよく響きます。

Reverbリバーブも60%は入れた方が良いみたいです。

◆重ね弾きの音程が超難しいです。
たまにピッタリ合うと気分が良くなります。

◆根気よくコピー作業を続けることが大事ですね。

では、この辺で。

Jacoのライブ映像2編と孫と横浜ドライブ

今日は娘と、妻ともうすぐ3歳の孫、65歳の私の4人で横浜ランドマーク・タワーまでのドライブ
久しぶりの車での横浜なのでワクワクしますが、まずは安全運転です。

今回は、入力の都合て、話があちこち変わります。
そして少し長いてす。
 
youtubeのJazz Festival, pori, finland、7-15-83
のアンコールのソロステージ8分。

ジミヘンの「パープルヘイズ」をジャコ流にシーケンサーを使うバックパート重ね録り。

パーカッション、ベースフレーズ、ベースで和音弾きのカッティング・リズムの合体。

この3パートを重ねたシーケンサーのバックにパープルヘイズのリフを低音弦でブーストサウンドで乗っけてゆく。

ジミヘンのオリジナルを超える?ジャコの表現力に脱帽。

フットスイッチでファズ、ディストーションサウンドも加味し、そのソロステージに観客も盛り上がる。

最後は、いつものスローバラード、重ね弾きでうっとり聞かせますが、ベースを床に寝かせて革のストラップで弦を叩き、唸りのベースサウンド。

締はステージの床で唸るフレットレスベースを踏み付けてノイズィーなサウンドを消すと、観客はさらに盛り上がります。


話は車でのドライブに戻り、半年後出産を予定をしている娘や3歳目前の孫にはどうかな?と思いつつ、ジャコのライブCDをかけた。
 
妻はもともとがジャズファンなので、あまり気遣いはしてませんが。

「3ビュウ~」、「ザ・チキン」、「コンティニューム」あたりで「インヴィテイション」はパス。
少し神経に触りますから。

先週に続き、天気に恵まれた今日の日曜日、横浜へのドライブはスムーズに車は走り、35分ほどでランドマークタワー近くに到着。

車を駐車場に止め、歩きで日本丸などがある道を通り、遊園地へ向かう。
水上バスの入水の場面を見ることができて、ラッキーでした。迫力ありました。

孫の男の子はまだ幼いため、4人で乗れるのは観覧車、エスカレーターと階段を登り観覧車搭乗口へ。
乗る前に記念写真を撮ってもらい後で写真を見たら孫の顔は超ニコニコ

生まれて初めての観覧車は孫の目にはどのように
写ったのでしょうか?

一周15 分の 所要時間ですが7分半で最高位地に到達、見晴らしは最高で、動画や静止画を撮影しました。
途中で一回停止し、少し心配しましたが、すぐに動きました。
遠くに富士山が見えました。

妻が還暦直前にして、高所恐怖症を自覚しておりましたが、他の3人は楽しく観覧車での時間を過ごしました。

帰り道は、「ハードロック.カフェ」の巨大なギターの前で孫を抱いた私の写真を撮ってもらい、ランドマークタワーに向かう。

気温も上がり、アイスクリームが欲しくなるほどの陽気です。
ランドマークに着いて万歩計は約5000歩、孫の足では10000歩となり、すぐに冷たいものが欲しくなる状態。

子供の本能的な欲求と親である大人の都合は、根本的に違うので真っ先にアイスが食べたい幼児の気持ちと、
まずは主食を食べて食後にアイスクリームを食べる、大人の段取りの食い違いはパスタ屋さんでの、悪態につながった。

孫の男の子は、言う事を聞かず行儀の悪い子になってしまう。
大声で奇声を上げたり、椅子に座らなかったり、大人の私たちが周りのお客様に申し訳ない気持ちでした。

最後に出されるアイスクリームをネタにして、孫を何とか落ち着かせるのが、やっと。
孫にとっては、食事よりもクールダウンが優先していたようです。

孫は疲れで目もとが眠そうでした。
アイスは孫のメニューのみのデザート、大人の3人はアイスの専門店でしっかり別腹で、ジェラートのアイスクリーム、

私はクレープのイチゴと生クリームをしっかり食べ満足しました。
孫も皆から、おこぼれ頂戴で大満足!

その後、おもちゃやトミカの店に寄りシャベルカー買ってもらったので、
ご機嫌で車の所に戻り、
孫は帰りの車で眠りに落ちました。

娘と孫を送り届け、私と妻は、帰宅後、ひと眠り。

目が覚めて youtubeで、8分位の
Jaco Pastorius Toots Thielmans _ Sophisticated Lady.

のと動画を見て、クロマチック・ハーモニカのTootsおじさんとジャコのベース、二人のアドリブの応酬に痛く感動させてもらいました。

エンディングにビッグバンドのサウンドが入るまでは、2人のインプロバイズが続きます。

◆音楽は才能がある人にとっては、
「楽器の音でお互いに心の会話を、楽しむものなんだ」
ということが、よく理解できました。

男2人が、相手の頬にキスをして、感謝を気持ちを伝える姿に観客も私も感動しました。

ジミー.ヘンドリクスに入れ込むジャコとジャズの大御所と対等に演奏するジャコ、
とても同一人物には見えません。

しかし、ジャコは心からジミー.ヘンドリクスを尊敬していたことは間違いなさそうです。

Jaco 3部作品、コピー作業

ウィークデイにblogアップは、珍しい私ですが表題の Jaco 3 部作は、「チキン」、

「3ビューズ.オブ.ア.シークレット」そしてレア.アルバムからの「ドリームランド」です。

 

3部作は特に意味があるわけでなく、自分の都合でこの楽曲が身近にあったからです。

 「ドリームランド」は、メロディーだけのコピーですがベースでハイポジションで、

ヴィブラートかけながらの演奏は物悲しいメロディーのためか胸にジーンときまます。

 

さて、ベースのジャコだけついつい注目しがちですが、ドラムのピーター.アースキンが

刻む的確なドラムのプレイ、生み出すフレーズに耳を傾けたいと思います。

 

ドラムはバンドの中心であり、メロディー楽器ではありませんが、ジャコとのリズムセクションのコンビネーションを考えた場合、メロディーも演奏するジャコのベースラインとのマッチングは、まことに素晴らしいものがあります。ドラムも充分に歌い上げていることが解ってきたのです。

 

「ブラックマーケット」の小刻みなドラミングやグルーヴ感、「ザ,.チキン」の的確なスィング感とメリハリ、

「3ビューズ」での8分の3拍子をシンバル中心部を弾むようにカチカチ叩く心憎いセンスは、ミステリアスに 惚れ惚れします。

 

◆ジャコが伸び伸びリズムで躍動したり、メロディーで歌う事が出来るのもピーター.アースキンのドラムがあればこそだと思うのです。

 

さて、「ザ.チキン」はイントロとA メロディーは、なんとかハミングしながらのコピー作業進行中、「3ビューズ」はネットで

サビのところだけ    

   E       B /  D#    C#m7        G7+11

   F#m 11      G#m7      Am 11       A/B

コード進行を探し、これでなんとか追跡してます。

 

◆コードの響きや進行はテレキャスターで確認、やはりエレキギターが登場し、久々の出番ですが活躍してます。

ては、ご報告まで。

JacoのCD 聞きながらのドライブ!

久しぶりに孫の顔を見に、娘の家まで車で向かった。

妻が夕食のおかずとなる、鳥の唐揚げを作りに行くのです。

私はドライバーとしての役回り、孫(もうすぐ三歳になる男の子)の

遊び相手もやるつもりです。

 

日曜日の今日は天候にも恵まれ、まずまずのコンディション。

車の暖房なしでも、しばらくは走れましたが、やはり弱めにヒーターを

かけ足元を暖めることにしました。

 

娘の家は車で一時間くらいの場所なので、CDを聞きながらドライブするのが

丁度よい距離です。

 

Jaco のアルバムを5枚ほど用意していたので、まずは「レアコレクション」の

一曲目「ドリームランド」のゆったりしたフレットレスベースのサウンドから、入りました。

 

スローなバラードで、Jaco が物悲しいメロディーをしっとりと歌うように弾く楽曲は、寝起きの

頭と体にマッチしてました。

 

ジャコの歌心あるベースサウンドは、心にすんなりと入り込んできます。

 

次は 「 Three  Views  of  a    Secret 」  のツゥーツ,シールマンスのハーモニカか奏でる転調部分が聞きたくなり、

CDを「Word   of    Mouth    」に変え2曲目をセッティング。

この曲はコピーするには難度が高いので、keyを探すまでにはいかないので、今夜辺りコピー作業を

やるつもりです。

 

話は変わり、「The   Chicken」のkeyは、多分 Bフラットかな?

と考えていたら、これは運良く的中しました。

ブラスセクションのオーブンキーは、Bフラットだから、当然といえば当然なことです。

むかし少しコルネットを吹いていたので、経験から予想してました。

 

 ジャコは、フレットレスベースを乗りのよいリズム、前乗りなフレーズでグイグイバンドを牽引して、

ピーターアースキンのバスドラもそれに絡み絶妙なグルーヴ感覚です!

というより、ドラムの乗り、ハイハット、スネアのリズムの刻みが楽曲をもり立てています。

ブラックマーケットのグルーヴ感を彷彿とさせるドラムの存在感!

 

 アルバム「8 : 30 」のブラック.マーケットのメロディー繋ぎ、バリエーションのフレーズを

聞くために、3枚目のCDにチェンジ。ちなみにここでジャコが弾いてるベースはフレット付のジャズベースです。

これも Key は      Bフラットです。

 

「バードランド」もフレット付のジャズベースを使用してます。これはYoutubeで確認しました。

ピッキングハーモニクスチョーキングが光ってます。keyは  Gです。

このライブ盤2枚組は、歓声もリアルに収録されて観客の熱気が伝わってきます。

 

オープニング直前にジャコを応援する観客の声に、こちらまでワクワクしてきます。

「ブラックマーケット」、「スカーレットウーマン」、「Teen    Toun」まで聞いて一旦CDを停止。

 

妻から90歳の誕生日を迎えた彼女の母親の話を、聞きながらしばらく車を運転していると、

娘と孫が待つ家に着きました。

 

お昼の弁当を買うため、四人で近くのショッピングセンターまで、車をゆっくり転がし私は

車内で用事が済むのを待ちました。

 

先ほど停止 した「8 :  30」のブラックマーケットから再度聞き直していると、妻と娘そして孫が買い物を

終えて戻ってきました。娘の家まで車を転がしゆっくりと運転しました。

 

家に着いたら、孫と塗り絵帳で塗り絵作業を始めました。車のデザインの絵柄に孫はクレヨンで力強く塗りまくり

私は常時携帯しているゲルペンの赤や茶色で塗り絵ではなく、ハッチング(斜め斜線掛け)で空白を埋めていきました。

 

車のスタイルはラリーカーのようで、ボディー色は赤でドアだけは黄緑という派手なカラーですが、孫はブルーのクレヨンで私のハッチングの上から力強く塗りまくってました。

 

次はダンプカーの絵柄の塗り絵です。ボディー色は私の趣味で赤になりましたが、タイヤはやはり黒しか考えられないので、黒のクレヨンで私が丁寧に塗り終わると、孫はその上からピンクのクレヨンで力一杯塗りまくります。

 

タイヤの黒にピンクの色が重なり、ぼかしの色合いがとてもお洒落になりました。

まだ、孫は幼いので鉛筆持ちはできず、ただクレヨンを棒切れのように握りしめて、力まかせのペイントは、

最後はピンクのクレヨンをボキリと折ってしまいました。

 

そうこうしているうちに、昼御飯です。弁当に加えて鳥の唐揚げ、酢の物を食べ、孫はオムライスを半分くらい食べてあとは残してしまいました。

 

しばらく食休みしてから、孫は庭に出て外遊びを始めました。私も合流し三輪ベビーカーを押して、孫の「4輪座り暴走移動カー」を相手に、激しく対抗してのバトルレースがスタート!

 

孫の脚力は相当なもので、老人の私がやったら脚と腰を痛めてしまうほどの激しい動き!

なんとか私は三輪ベビーカーで孫に対抗して追跡しました。

 

30分は続けたと思いますが、スタミナも切れたので外遊びは終了。家に上がり孫の手を洗い皆でフルーツを食べました。グレープフルーツのような柑橘系の果物は酸味も甘みもソフトで体にしみました。

 

ひと休みのつもりで私はうたた寝して、目が覚めると孫の顔が迫って来てささやくように、

「おうちに帰りな!」と命令口調で告げられ少し落胆しましたが、これが子供の残酷さと解釈し気をとり直しました。

 

それから一時間くらいゆっくりして、帰ることにしました。孫の成長には目を見張るものがあり、収穫のある日曜日

 となりました。

 

帰りの車の中では「ジャコ,.パストリアスの肖像」を最初の「ドナリー」からじっくり聞き始めました。

やはりこのアルバムが、ジャコの才能を盛り込んだ優れた1枚であることを納得したのでした。

 

天候に恵まれた日曜日は、夕方に向かってトワイライトタイムとなっていきました。

では、この辺で。

Jacoが生み出す創造と破壊


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エレクトリック・ベースに関して、まさに、天才と呼ばれるに相応しい、表現力と習得した技術。

それをウェザー・リポートのアルバム「8:30」収録曲、ブラック・マーケットで聞くことができる。

即興的に演奏されるつなぎフレーズの多様性とグルーブ感。

どれだけバリエーションをもっているのか?凄いの一言!

祖父がジャズドラマー、父親がジャズシンガーという、幼児期からの環境の影響も充分考えられるが、

自分の求める音を実現するため、フレットを抜き、ジャズベースを改造し自前のフレットレスベースを作り上げた。

演奏技術の難しさはフレット付きのベースの比ではなく、難しい。


正確な音程を出すための、弦を押さえる左手の形、そして指運びの訓練。

もちろん、音程を正確に聞き分ける確かな音感も。

ライブ映像では、演奏中にペグ(弦巻 )を操作し音の狂いを修整している。

独学で、習得したのは、やはりたゆまぬ練習と、天才的な才能が備わっていたからと考えられる。


革命的なベース奏者として、また作曲家、編曲家としてのジャコ。

ピアノの演奏も、難なくこなしている。

ツゥーツ・シールマンスの演奏するハーモニカと「スリー・ビューズ・オブ・ア・シークレット」での2人だけのセッションライブでは、主にコード進行主体のピアノの演奏ですが、私は目を見張りました。

◆素晴らしいピアノの伴奏を聞かせてくれました。

曲の演奏中、ジャコが遊び心でアドリブのフレーズ入れて、それにシーマンスのハーモニカがアドリブで答えたり、お互いに探りを入れるのを楽しんでました。

エンディングは、ジャコのお得意のビバップのフレーズとコードでお決まりのワンパターンで決まり!

さて、話は変わります。別のライブでの驚きの行動、
ステージラストでの空中高くベースを放り上げる映像。

まさに、破壊的で衝撃的な行為だ!

◆落下してベースが壊れてしまう!

ジミー・ヘンドリクスとついつい比較してしまうが、ベトナム戦争当時の冷戦下では、世の中に不満と不安が蔓延していた。

ジャコの時代はどうだったのか。

あまりにも革新的なジャコのプレイは、心理的にも観客に大きな影響を与えた。

観客の反応を楽しんでいるのか、お互いに煽り、煽られてエスカレートしていくような雰囲気が感じられる。

映像から受ける印象。

既成概念を超えた、私たちが
聞いたことがないベースの音とその音楽性。

コード弾きの和音やハーモニクスのスパイス。

今度はステージでの悪餓鬼ぶり、これをどのように、受け取ったらよいのだろうか。

奇怪な振る舞いや、観客の心を煽るステージでの乱暴なアクション、

マスコミが感じる興味や、大衆の関心を引き寄せるエピソードには事欠かないジャコ・パストリアス

憧れの存在だったミュージシャンとしてのジャコは、それでも

変わらず私の心の中に住み続けるようです。

◆偶然にもジャコが生まれた年と月が、私も同じで、1951年 12月でした。

ジャコが生きていれば65歳になってます。

何か、不思議な気持ちになります。

では、この辺で。